休日の屋根裏

Nゲージを中心に。たまに撮り鉄

「北斗星の旅」 11 旅の終わり

 
 ・・・夜も明けた5時前に仙台に停車。ここからは起きる事にしました。
下り列車では暗闇だったこのあたりも車窓が楽しめます。朝早いのですが、沿線では朝の散歩をしている人や、田畑の手入れをしている人などが多くみられました
 
 福島駅で、先頭機関車を撮影する為、1号車まで移動しました。その際に、B開放寝台の通路の折りたたみイスに座ってみたりしました
 
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オハネフ25-2からEF510-515を   
 
 EF510をじっくり観察することが出来ました。今回乗車の上り北斗星は、乗車率は低く、また、私のようにカメラを持って車内外を撮影するマニアックな人間は、見受けられませんでした・・
 
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5:58福島駅到着。
 
 福島駅で運転士交代。定刻で列車は走っています。
 前パンが降りている北斗星は初めての撮影です!木造のホーム屋根がいい味をだしていますね。
 
 福島の後、郡山駅の手前で「おはよう放送」が入りました。食堂車の営業も始まり、列車内に動きが出てきました。そして、7時にモーニングコーヒーと朝刊が部屋に届けられました
 
 コーヒーを頂きながら車窓と新聞を見ていました。その後、札幌で買った駅弁を開け、朝食を
 
 朝食後はシャワーを浴び、すっきりして身支度を整えます。
 
 そうこうしているうちに列車は宇都宮駅に。確実に上野に近づいています・・。
 
 見慣れた景色になり、列車のスピードは私の心とうらはらに軽やかに進んでいます。「もっとゆっくりでもいいのに・・・」と思ってしまいますいつも撮影しているいくつかのポイントを通過。
 
 自宅横を通過し、列車は大宮駅に。朝のラッシュもひと段落している時間帯です。もちろん、自分は上野まで乗ります・・!
 
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荒川橋梁。渡ると東京へ
 
 赤羽、尾久をあっという間に通過し、到着放送が流れていよいよ上野です
 
 定刻で上野駅13番ホームに到着しました。今回の旅路は北斗星、全て定刻だったと思われます!
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お疲れ様!北斗星
 
 ホームに降り立つと、食堂車のクルーも下車。すれ違いの際、挨拶をしていただきました。ありがとうございました
 
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推進回送準備中 EF510-515+24系 北斗星
 
 6月5日、北斗星の旅は無事に終わりました。往復合計、約33時間程乗車してきましたが、本当にあっという間でした弾丸ツアーでしたが、短い時間で非常に濃密な体験が出来ました。そして今まで以上に北斗星を好きになった自分が居ました。
 
 北斗星乗車は今回が最初で最後であると腹をくくって乗りましたが、またチャンスがあれば・・・乗りたいですね。時間をかけて移動する楽しさ、なくさないで欲しいですね。飛行機でひとっ飛びもいいですが、思い出になりますからね・・。
 
 その日の朝、ロイヤルに届けられた朝刊にはJR東日本が新型「クルーズトレイン」のイメージを発表した記事が載っておりました。2016年春頃にデビューするとの事です。2016年春は新幹線函館開業の頃で、北斗星がもしかしたら・・・という時期です。北斗星なき後を引き継ぐ、スローな旅を、この「クルーズトレイン」が引き継ぐのかもしれません。・・そのニュースを朝の北斗星車内で知り、ちょっぴり複雑な気持ちになりました。
 
 24系客車の車齢からして、耐用は後数年以内で来てしまうのは確実です。今、北斗星に乗ってみたいと思っている方いらっしゃたら、絶対、乗ってください!今なら毎日走っていますから!乗れなくなってからでは遅いですよ~。
 
 
 ・・・・・長々と11回にもわたり綴ってきました「北斗星の旅」これにて終了です。
 ご覧いただいた方々、ありがとうございました・・・・・・