休日の屋根裏

Nゲージを中心に。たまに撮り鉄

「あけぼの」の旅 3(青函連絡船・八甲田丸編)

青森駅で撮影をした後、改札を出てました。
駅に隣接する港に、かつての青函連絡船「八甲田丸」が展示されていました。
青森駅から、連絡線乗り場を結ぶ連絡通路もありましたが、閉鎖され、一旦駅を出ないと「八甲田丸」へは行けません。
 
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当時のままであろう桟橋。青森駅構内と連絡線を結んでいた
 
 もう連絡線廃止から四半世紀が経っていますが、船といい、桟橋といい、しっかり保存されていまして、当時を知らない私も、雰囲気は充分に感じられました
 
 上野発の夜行列車でこの地に来ると、頭の中でかかる曲・・「津軽海峡冬景色」
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津軽海峡冬景色」歌謡碑
 
 八甲田丸前には「津軽海峡冬景色」の歌碑が。ボタンを押すと、歌が流れますが、団体客の方(写真)が熱唱されていて、一緒に聞き入ってしまいました。歌いきると、周囲から拍手が。この歌のご当地で、なかなか感動しました(笑)
 
 そして、黄色い「八甲田丸」へ。「JNR」マークも誇らしげに、綺麗な船体です。
入り口でチケットを買い、順路に沿って船内に。
 
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市場の様子。
 
 船内は色々な展示があり、青森や函館が連絡線の玄関口として栄えた当時の街の様子が再現されていました。かなりリアルです・・・。
 
 またVTRコーナーがあり、10分もしない映像だったと思いますが、連絡線の過酷な歴史などが解り、心に響くものがありました。
 
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 1階の車両甲板。世界的にも珍しかった、鉄道車両輸送スペース。気動車特急で道内で活躍したキハ82-101が展示・保存されていました。キハ82は初めて見ました。特急マークは無くなっていました・・。他にDD16や、郵便荷物車や、貨車が展示されていました。
 
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B1F エンジンルーム
 
 エンジンは、単動4サイクルトランクピストン排気ターボ付きディーゼルエンジン1600馬力×8基との事です。とにかく、巨大なエンジンでした
 
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対岸から「八甲田丸」を望む
 
 船内は客室(グリーン席・寝台個室も)や、船員の部屋、操縦室(ブリッジ)も見学できて、見ごたえ充分でした。対岸から船体をあらためて見ると、大きく、美しい船体が確認できます。
 
 八甲田丸データ・・・・就航1964年8月 23年7ヶ月現役として活躍は歴代連絡線で最長。旅客定員は1286名。積載可能車両48両、出力12800馬力。
 
 連絡線見学後はまた青森駅に戻り、新青森駅に向かいます
 
 続く・・・。