休日の屋根裏

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「あけぼの」の旅 5 (上りあけぼの編)

こんばんは。先日、ついに寝台特急「あけぼの」定期廃止が公式発表となりました。臨時化されてとりあえずは残るようですが、「日本海」の様に短命の可能性があり、目が離せない存在になりましたねぇ。
 
 「あけぼの」の旅最終章の今日は上り「あけぼの」です。
 
 雨が降り出した青森で、駅に到着したのは午後5時過ぎくらい。みどりの窓口を訪ね、帰りのシングルDXの個室を進行方向に変更可能か確認し、可能だったので6号個室に変更しました。
 
 駅の売店で駅弁や飲み物等を調達。10月も半ば過ぎで、もう辺りはすっかり暗くなっています。
 
・・・やがて、新青森方向からDE10-1122に牽引されて、「あけぼの」24系客車とEF81-140が入線してきました。プッシュプル運転のような形態です。EF81は朝の2021レ同様、長岡釜代走となりました。
 
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EF81-140+24系「あけぼの」と485系「つがる」  青森駅にて
 
 関東ではEF81「あけぼの」は2009年3月から見られなくなっていまして、久しぶり
 
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雨に煙る青森ベイブリッジと「あけぼの」
 
 客車も今朝の2021レと編成は全く同じ様です。0番台ラストナンバーのカニ24-25が今日も運用に入ってました。
 
 7号車に向かい、今日はA個室「シングルDX」に。「北陸」同様、行きは「ソロ」帰りは「シングルDX」です。
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今夜の部屋。
 
 やはり室内で立てるのはいいですね。「ソロ」では12時間以上横たわっていましたので
電源コンセントがあり、安心です。この日は乗車率は少なかったようで、A個室も半分くらいは空いていた様でした。
 
 18:22、軽い汽笛の後、ガタンと列車は動き出しました。車内放送が流れ、停車駅を案内していますが、奥羽本線ではかなりこまめに停車してゆく様です。一通り放送が終わる頃、列車は新青森駅に。ここから新幹線に乗れば、今日中に家に帰れます
 
 列車は奥羽本線を南下して行きます。車窓は真っ暗でしたのであまり楽しめませんが、青森県内は街灯が青い地域が多い様で、「青」森だからでしょうかたしか犯罪抑止効果があるという事ですが・・・。
 
 「シングルDX」は「北陸」と構造はほぼ同じで、ソファーにすると、座面が低く、短いので見た目程快適でなく、すぐにベッドに戻してしまいました。
 駅弁を楽しみ、至福のひと時個室で寝台というのも、今後はより貴重になってしまうのですね・・。
 その後、携帯をいじったり、本を読んだりと気ままに過ごし、秋田等、主要駅に停車してゆきます。横になり、照明を消し、列車の揺れとレールジョイント音を楽しんでいました。やっぱり、いいですね~。
 遊佐駅(22:48発)あたりまでは記憶がありましたが、その後完全に眠りに落ちました
 
 長岡停車も何となく気づきましたが起きることなく、快適な睡眠がとれました。
 
・・・そして停車した感じがしたので、窓の外を見ると新前橋駅に停車していました。運転停車の様です。空もだんだん明るくなってきていましたので起きる事に。
 
 その後発車し、5:12に高崎に定刻に到着。高崎を出るとすぐに埼玉県に。神保原の撮影ポイントを通過し、いよいよ帰って来た感じに。熊谷通過後、曇り空でしたが、完全に明るくなり、6:10に「おはよう放送」が。6:29、列車はあっという間に大宮駅に。すでにサラリーマン等朝の光景が。街は動き始めています。
 
 大宮を出て、身支度を整えているうちに荒川を越え、到着放送が。あ~もっと乗っていたい・・。定刻に上野駅13番ホームに到着。
牽引は下りの時と同様1051号機でした。しばらく停車していましたが、推進回送で尾久に帰って行きました。
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 「あけぼの」の旅、12時間台の乗車時間で、ブルトレの旅を満喫するにはちょうどいい?くらいです。「北陸」は短すぎでしたので
 
24系客車の運用も青森車はもう最終段階に来てしまった様です・・。残る「北斗星」もありますが、ここで白帯ブルトレは定期運用を終えます。自分の生活スタイルではブルトレを利用することはなかなか出来ませんが、「小遣いを貯めて今度乗ろう」みたいな事が出来なくなってしまって大変残念です。24系も自分とほぼ同じ年齢(車齢)で、「俺も頑張るからもうちょっと頑張って」と言いたいですが・・・。                                         
 
 ただ、「あけぼの」という列車に乗車できた事は大変良い思い出になりました。これから残された定期運行、寒いですが最後の姿を記録していきたいです!