いよいよ、寝台特急 北陸の旅、最終章です・・・。
雷鳥で金沢に戻り、夕食をすませて、再びホームに上がりました。金沢駅はこの当時(2009年)でも、駅舎は既に北陸新幹線対応している造りになっていて、新幹線用の高架も建設中でした。かなり立派な駅でしたので驚きました
帰りの「北陸」まで時間はかなりありましたが、「北陸」の編成が東金沢方面から出発の1時間以上前に回送されてきて、ホームに停車していました。機関車は上野行き方でなく、反対側についており、待機状態での停車です。
EF81-134+14系「北陸」 金沢駅にて
じっくりと北陸編成を観察できました
やがて、北陸編成は一旦小松方に走ってゆきました。その後、青森行きの「日本海」が来るのでホームを移動しました。
EF81-107+24系 「日本海」
下り列車もローピン色でした。たまにトワイライト色も運用に入っているみたいでしたが・・・。
金沢では機関士の交代がある様でした。日本海縦貫線はEF81の本領発揮路線ですね
その後、北陸編成が機関車を先頭に入線してきました!
北陸入線後、489系「能登」も入線し、並びました。共に上野を目指します
帰りは「シングルDX」に (オロネ14-703)
上野行きはA個室「シングルDX」です。3号車10番個室でした。行きの「ソロ」と違い、立って着替えができ、洗面台、AV設備、コンセントがあり、快適な空間でした。
22:15、定刻で「北陸」は発車しました。出発後、暗闇の車窓をしばらく眺めていましたが、今日は朝からずっと活動し、昨夜もほとんど寝ていなかったので、早めに着替えて、横たわったら、すぐに眠りに落ちました・・・・
途中で目覚めることも無く、目覚めたら、すでに列車は埼玉県に。熊谷も過ぎ、桶川あたりになっていました直後に「おはよう放送」が入り、大宮到着を案内していました。
・・・せっかくA寝台にしたのに、ほとんど爆睡してしまいました・・・
大宮では降りず、上野まで向かいますが、着替えなどしているとあっという間に上野に近づいて来ました。この「北陸」は夜は遅く、朝は上野の到着が6:19と早く、撮影時期もかなり限られました。ブルトレで最短距離の列車ですので、のんびり車窓を・・という楽しみは出来ない列車でした。ビジネスで使うには便利だったかもしれないですね
こうして早朝の上野駅に下車。もっともっと乗っていたかったです。
牽引機は1053号機でした。北陸新幹線が2015年春に開通することになっていて、「北陸」「能登」もそれまで走っているだろうと予想していましたが、なんとこの年の12月に翌年(2010年)の3月の改正での廃止が発表されました。早すぎる廃止にかなり驚きましたしたがって、乗車した夏は北陸にとって最後の夏となってしまったのです。
・・・おわり