先日訪問した「リニア・鉄道館」の続きです。
今回は在来線を見てゆきます~。
クハ381-1 1973
特急「しなの」用に開発された振り子式特急電車。カーブで車体を傾け通過速度を高く維持できる新たなチャレンジをした形式。電化と相まってそれまでのキハ181系の名古屋~長野の所要時間を一気に40分も短縮したそうです。
方向幕とサボ。
所蔵車両はクハ381のトップナンバー。
車体上部と裾部が傾斜する車体断面。低重心化が徹底され、屋根上は余分な機器は一切無く非常にスッキリしています。窓はベネシャンブラインドを採用し、窓中央にはガイドレールがあり、特徴的です。
車内。シートはリニューアル後ですが、ベネシャンブラインドの昇降ハンドルが!
回せなかったのが少々残念!
自然振り子式は体験した事がありませんでしたが、まだ山陰の「やくも」に乗れば体験可能ですね。
サイドにはJNRマークが輝く
リニューアルした室内。
勾配の続く難所に登場したハイパワー気動車。電化の為「しなの」での活躍は5年程の活躍でした。エンジン全開での走行は迫力が凄かったそうです。
111系(クハ111-1)1962
なんとも気持ちの良い並び!
セミクロスシートもこの形式からでしたでしょうか。
冷房化はされず、懐かしい扇風機や灰皿が確認できます。
紺色のシート生地も国鉄らしいですね~。
EF58-157 1958
ゴハチは157号機が。JR東海で最後の在籍車でした。青塗装でしたが収蔵時にぶどう色2号に塗り替え。やっぱりゴハチ美しいです。
C57-139 1940
準鉄道記念物。お召し仕様でピカピカな状態でした。
ホジ6014 1912
反対側の台車はトレーラーで動力は伝達出来ない様でしたが、機関室側はまさにSLの足回り。運転台上部には煙突が!
あまりに驚いたので機関室の写真を撮り忘れました(笑)。
ちゃんと石炭のストックを置く場所もありましたよ。
客室内。
まさに「網棚」と「吊り革」って感じですね。雰囲気いいですねぇ。
日本に現存する唯一の「蒸気動車」だそうです。鉄道記念物指定との事。
まだ続きます・・・