休日の屋根裏

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特急「白根」「あさま」ヘッドマークの地を訪ねる旅 その2

前回の続きで今回はL特急「あさま」のヘッドマーク編です。

今年で長野新幹線開業20年、すなわち信越本線横川~軽井沢間の廃止から早20年を迎えようとしています。時が経つのは早いものです・・・。

特急「あさま」は自分が初めて乗車した特急という事もあり、大宮駅などで一番多く撮影していたかもしれない身近な特急でした。

しかし20年前の「横軽」廃止時は完全非鉄時代で、それでもニュースで見て感慨があったのを思い出します。

まずは模型で「あさま」を見てみます。

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KATO 489系・189系「あさま」

古くは181系の時代もありましたが、「あさま」専用設計ともいえる189系が中心で上野~長野・妙高高原直江津間で主に運用されていました。489系も少ないながら運用されていました。

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KATO 189系「グレードアップあさま」

晩年の約5年間はこのグレードアップ編成が活躍しました。

横軽廃止20年という事で、TOMIXが489系グレードアップ編成をまもなくリリース、KATOからは189系グレードアップ編成と489系白山色をリリースとあり、またまた盛り上がっています。EF63も再販とあり、購入するかどうか迷います・・・。

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そしてヘッドマーク。クハ189-506 碓氷鉄道文化むら 2010年8月

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(シールが剥がれていますが(^ ^))
この「あさま」のヘッドマークの地を目指しました!

白根山から万座経由で「浅間白根火山ルート」を走り、浅間山のすそ野の有名スポット「鬼押し出し園」に向かいました。

そして撮ったのがこの1枚。

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ヘッドマークの噴煙こそ有りませんが、山の稜線や、手前のカラマツの林が近いイメージとなっています。

この「鬼押し出し園」は浅間山の噴火で押し出された溶岩流が固まってできた奇岩地帯でして、なかなか壮大な風景です。

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鬼さんもピース!!

十数年前に訪れた事がありましたが、この雄大な景色が忘れられず、また訪れてしまいました。ヘッドマークになるのが解る程の絶景です。

その後、軽井沢に向かい、軽井沢駅を覗いてみました。

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旧軽井沢駅ホーム。

廃止後20年。横川方のホームはこの有り様。かつて「あさま」「白山」「そよかぜ」などがひっきりなしに行き来していた面影は有りません・・・。諸行無常といいますか・・。

グレーの壁の向こう側は新幹線ホームです。壁1枚で隔てられたリアルな現実。


旧軽井沢駅は旧軽井沢駅舎記念館として運営されていましたが、現在リニューアルに向けて閉館中との事。この10月にオープン予定で、それに向けて工事が行われていました。その為、ここに展示のEF63-2とEC401などは公開されていませんでしたが、敷地外からなんとか見れそう!?

しなの鉄道のホームの入場券を購入しいざホームへ。

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EF63-2

フェンス越しですが確認出来ました。EF63の中で唯一、廃止後峠の上に残された機関車。仲間たちと別れて寂しそうです。量産63の1号機でもあります。ジャンパ栓受けがカッコいいです!

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後ろのブルーシートに覆われているのはおそらくEC401かな?

何重にも安全機能を重ねた重装備の機関車が重連で運行されていた当時。迫力あっただろうな~。沿線撮影もした事が無いので悔やまれます・・・。

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3両編成で長野まで走ります。時間があれば乗ってみたかったのですが・・・。

そして、旧軽井沢駅舎記念館でのもう1両の保存車のクモハ169-6はというと・・・

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横川方の車止め付近に退避されていました。

急行型・・・いいですねぇ。この車両は室内シートは簡易リクライニングシートに載せ替えされていて雰囲気が多少違いますね。

たった1駅区間でもあまりにも特殊な区間であった為、後世に残る事が出来なかった横川~軽井沢間。

「あさま」を振り返り、あらためてその区間の運用に尽力された方々に敬意を払いながら、しばし、「N」での走りを楽しみました。