休日の屋根裏

Nゲージを中心に。たまに撮り鉄

TOMIX 24系25-0形(カニ25)セット入線!

今回はTOMIXからリリースされました24系25形(カニ25)セットの紹介です。
購入から半月ほど経ってようやく整備しました・・・。

今回は24系列としての製品化となりますが、20系改造のカニ25がTOMIXで初登場。
20系はKATOの独壇場でしたが、今後TOMIXの20系シリーズ製品化の序章となるのか興味深い所です。


20系列特有の美しいテール。哀愁が漂います。

カニ25は20系用に作られたあのパンタ付き電源車カニ22を、24系電源車不足の為、改造し24系化した電源車です。
カニ22も本来の架線集電も自重の重さから運用が限定され、後年はパンタを撤去しての運用となっていました。

運用自体は補足的な役割で、カヤ24などのサポート的な存在だった様です。

このセットの最大の目玉でして、私もこの車両の為に購入しました。
それにしましてもこのカニ25は模型としても細かい造りのこだわりが・・・。

今回はN電源車では初の配電盤のランプ点灯再現が一番の驚きでした。
室内灯もプリズムが装備され、乗務員室への光もうまく届くようになっているとの事。
室内灯は未装備ですが配電盤が光るだけでも雰囲気が出ます。

さらに拡大すると・・・
イメージ 2
室内には近年KATOがようやく再現出来た車内連絡用電話が再現されているのに加え、手ブレーキのハンドルまでもが!これは20系シリーズの次の展開に期待せざるを得ませんね。テールマークは「彗星」交換用に「明星」「あかつき」が付属。
イメージ 3
荷室側に消火用のボンベが3本再現されていました。細かい・・・。

20系時代の青15号塗装のままでしたので隣の24系とは色合いが違います。

イメージ 4
オハネ25-0

寝台ハシゴ付きの現在のTOMIXブルトレ。方向幕やトイレタンクが無いとやはり寂しいです。0番台のオハネが4両、オハネフが2両+カニ25の構成です。

イメージ 5
オハネフ25-0 

向日町に新製配置された頃のオハネフ25-0はジャンパ栓受けが妻面に配置されていました。ユーザー取り付けのジャンパホース、栓受けを装着。ゴチャゴチャ感がリアルです。左が最後尾用、右が中間連結用です。ホース部分を黒塗装するとより実感的になります。
文字のみのテールサインが当時を反映していますね。まだ新車に近い状態の頃です。
これらの車両の多くが転属の末、北斗星用に改造されて近年まで活躍していました。

屋根裏車セでは関西~九州ブルトレは配備無しでしたから新鮮です。

イメージ 6
KATOの20系電源車と

左:TOMIX カニ25
2番目:KATO カニ22
3番目:KATO カニ21 日本海セット(リニューアル版)
右:KATO カニ21 旧製品

色合いがTOMIXとKATOで違い、TOMIXの方が濃い色です。乗務員室の中の再現は後発のTOMIXの圧倒的勝利。しかし、テールサインの処理は隙間が出ないKATOのほうが上手く出来ていて好きです。

はやり20系は美しいです。実車は晩年のくたびれきった車体を何回か見たのですが、元祖「走るホテル」の優雅なデザインは素晴らしいです。

イメージ 7
さて、このセットを走らせるにあたり、牽引機を調べると、このセットの時代背景の1978年頃はゴハチのヘッドマーク無しが正解?の様です。

1975~1979まではゴハチ、それ以降は65PFになりました。ヘッドマークは1985まで無しでしたので最後のカニ25が廃車となった1984年まではヘッドマークは本州では見られませんでした。

ブルトレのラインナップとしてまたバリエーションが増えました。
「彗星」って列車名、かっこいいな~。「今夜、彗星で旅立ちます」なんてセリフ言ってみたかったデス(笑)。